こんにちは、優です。
春公演では、憧れだった『三人吉三巴白浪』の「お嬢吉三」を演じさせていただくことになりました。いつか、私にもこの役が来ないかなーと思っていたので、今回夢が叶ってとても嬉しいです。
これから、ふだんのお稽古の様子をレポートしてみたいと思います。お楽しみに。
さて、この演目を演じるのは、みんなで9人です。七三郎役の壇くんは、なんと1年生です。おとせ役の綾香ちゃんもまだ2年生です。ふたりとも難しいセリフや動きを覚えるのが大変そうですが、先生の真似をしながら元気いっぱい頑張ってます。
もう一人のおとせ役は玲美ちゃんです。お嬢に、川に落とされるシーンで叫ぶ、「あ〜れ〜」というセリフ。大きな声が出るまで何度も練習しています。私もおとせを演じた時は、何回もやり直ししました。
恵太郎くんは、お坊吉三と七三郎の二役を演じます。瑞生くんと演じるお坊吉三は、いつも腰に刀を差して動きます。体が小さいと長い刀を扱うのがとても大変です。2人とも先生のご指導のもと、一生懸命お稽古に励んでいます。
和尚吉三を演じるのは、大麒くんと聖也くんです。この役は、一見簡単そうに見える小道具の扱いが難しいんです。台詞を言いながら半纏をたたむシーンや、手ぬぐいで腕の傷を縛るシーンは、何度も何度もやり直して、自然にできるまで練習をしています。
お嬢吉三は、私とこころちゃんです。学年が近いのでいつも仲良しです。お嬢吉三の見せ場は、女の姿から男の姿へと正体現すシーンや、名セリフ「月も朧に白魚の、かがりも霞む春の空…」をカッコ良く言って見得を切るシーンです。とにかく、かっこ良くにこだわって、演じたいと思います。
お坊、和尚、お嬢の三人がそろっての立ち廻りは、この演目の大きなみどころです。本番カッコ良く決めるので、みなさんぜひ見に来て下さい。どうぞお楽しみにー!
(Reported by 優)