【稽古レポート】一枚の袴から始まるエンターテイメント![二人袴]

公演まであと1ヶ月を切った中、コミカルな演目である二人袴のお稽古は、細かいセリフ回しを意識しています。

めでたい祝言の日に、親子で花嫁を訪ねに来たはいいけれど、息子が袴をはき忘れてしまったことに気づいて大慌て。
そこで、息子である花婿とその父親が、花嫁家族に知られない様に、一枚の袴を交互にはいてごまかそうとしますが、そう上手くいくはずありません。

二人袴

そんな花婿親子の滑稽な掛け合いを、父親役の琉世君(A班B班共通)と、相手役である息子を演じる凱君(A班)と太麒君(B班)が、息の合ったお芝居を目指して目下特訓中。
そんな二人の会話を脇でしっかりと固めてくれるのは、花嫁側の家来である鈍太郎役を演じる柚果ちゃん(A班)と優ちゃん(B班)。
袴がないことを知られない様にあたふたしている父親と息子を尻目に、容赦なく攻めていくコントラストがお見事です。

そして、花嫁の父親である左衛門は、琥太郎君(A班)と凱君(B班)が演じます。
琥太郎君と琉世君は、その仲の良さを今回の演目でどう活かしていくのか、また、息子役と花嫁の父親役という異なる配役で臨む凱君は、役の違いをどのように演じるか、皆さん、お楽しみに!
花嫁役の麗音ちゃん(A班)と一花ちゃん(B班)は、台詞は控え目で踊りと立ち居振る舞いでその存在感を表現します。当日の舞台でご覧下さい。

二人袴

演目中のセリフの細かい意味が分からなくても、観ているだけで、自然と笑えてしまう面白さ。
出演者全員、公演に向けて頑張っているので、当日は、お腹の底から笑ってくださいね!

(Reported by 保護者)