【稽古レポート】ド派手な俺を見てくれ![車引/梅王丸]

どうも、若草歌舞伎の石井悠翔です。
この度演じさせていただく「車引」という演目は、桜丸と梅王丸が会い、親王や姫、流罪になった管丞相のことなどを、語り合っているところに、
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時平の牛車が通ることを知り、
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今こそ返報と、やってきた時平の牛車を襲います。
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しかし、時平の牛飼いである松王丸が、二人を阻んで、
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牛車をやるやらぬとやっているうちに牛車は大破して中から、金冠白衣の時平が出てきて、梅王丸達は襲いかかろうとしますが、時平の睨んだ眼力に動けなくなり、結局梅王と松王と桜丸は親の賀の祝いでの再会を約束するというお話です。
kurumaA_5僕はこの演目に「THE歌舞伎」というイメージを持ちました。派手な化粧、衣装、見得、六方など、歌舞伎の見どころが詰まった演目だからです。
僕が初めてこの演目をやった時に、梅王丸という役を見て、「この役すごいな。やってみたいな。」と思っていたので、この度、代役で梅王丸ができると聞いた時は、とてもワクワクしました。
しかし実際にやってみると大変で、思うように声が出なかったりしました。
車引の梅王丸・桜丸・松王丸は三つ子なのですが、それぞれ相当キャラが違うので、その特徴の違いをよく出せたらと思います。
梅王丸は三つ子の中で一番気性が激しいので、力強く演じる様に努めたいと思います。また稽古の時に、見得を切る前の、踏み出しの足の向きを、よく注意されるので、気をつけたいと思います。それから、セリフが速くなりやすいので、間を大切にして、ゆっくりとセリフを言うとゆうよりかは、多くの人に聞いてもらうという意識で、臨んでいこうと思います。
Aチームは若草が主体で、皆、気心が知れた仲間なので、息の合った演技が出来る様、頑張りたいと思います。
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今回は浴衣ざらいですが、講師の先生のご提案と保護者の方のご協力で、手作りのかつらや牛も登場し、とても華やかな舞台となります。
迫力の竹本の生演奏も見どころです。
本番まであとわずか。少しでも多くの方に来ていただける様、全力で頑張ろうと思います。

(Reported by Yuto Ishii [若草歌舞伎])

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