【演目紹介】寿曽我対面

taimenあらすじ

源頼朝の重臣、工藤祐経は、富士の巻狩の総奉行という大役に任命され、それを祝って大名や遊女が屋敷に集まっています。そこに現れた二人の兄弟。かつて工藤に討たれた父の仇討ちを狙う曽我五郎・十郎でした。 その場で敵討ちを果たそうとはやる弟・五郎と、諌める兄・十郎。工藤は富士の巻狩の総奉行職を務め果たした上で兄弟に討たれる覚悟を示し、年玉代わりに狩場の通行手形を与えます。工藤と兄弟は、富士の裾野での再会を約束して別れるのでした。

みどころ

五郎は「荒事(あらごと)」、十郎は「和事(わごと)」、小林朝比奈は「道化方(どうけがた)」、また工藤は座頭が務め、大磯の虎は立女形の役、梶原は「敵役」、鬼王は「実方」というように、歌舞伎の様々な役どころが一堂に会します。古典的な様式美と多様なキャラクターで織りなすアンサンブルの妙をお楽しみください。

キャスト《2017春》 
工藤左衛門祐経岡田 凱
曽我五郎時致前田 彩花
曽我十郎祐成北島 剛希
大磯の虎力石 明
小林朝比奈三宅 琥太郎
梶原平三景時田中 桜也
近江小藤太成家山崎 ひかり
鬼王新左衛門板倉 琉世

2017春公演演目紹介《あらすじとみどころ/配役》
 寿曽我対面
 乗合船恵方万歳
 白浪五人男
 かっぽれ
 口上