あらすじ
江戸の代表的な庶民の姿を七福神に見立てた常磐津の歌舞伎舞踊。 穏やかな初春に隅田川の渡し場に居合わせた白酒売、大工、芸者、通人、女船頭。そこに三河からやってきた太夫と才蔵が合流し、船の出発を待つ間に皆それぞれ踊りを披露することに。最後は七人全員による踊り、総踊りで賑々しく幕切れを迎えます。
みどころ
太夫と才蔵のコミカルな会話と絶妙な掛け合い、粋な大工と艶やかな芸者の恋模様、通人の独特な台詞回し、渡し場に居合わせている白酒売・女船頭それぞれの特徴が活きた洒落っ気のある踊り、全員そろっての賑々しい総踊りをぜひお楽しみください。