⚫︎演目の紹介
今回の演目は世話物歌舞伎狂言の代表作、「白浪五人男」です。
日本駄右衛門(にっぽんだえもん)を頭とする五人の盗賊(=白浪)の話であり、その中の名場面である「稲瀬川勢揃いの場」です。
弁天小僧菊之助(べんてんこぞう きくのすけ)・忠信利平(ただのぶ りへい)・赤星十三郎(あかぼし じゅうざぶろう)・南郷力丸(なんごう りきまる)も含めた五人が、捕手を前にして名乗りを上げ、立ち廻りをする場面が見どころです。
⚫︎稽古の様子
演じるのは新人である小学生1・2年の女の子3人と、それを引っ張ってくれる2人の先輩です。
着物の着付けはもちろん、礼法や声の出し方、立ち振る舞いや舞い方を学びつつ、その集大成として白浪五人男の稽古をしました。
ヤル気は満々で、休み時間でも練習したり、早く休み時間を切り上げたりする程でした。
ただ、新人3人は年齢が近いこともあり、稽古中に仲良くふざけることもあり、先生方も苦笑いする場面がちらほらと。。。
最初は本当に本番を迎えられるのか心配しましたが、スポンジのような子ども達で、3人3様の役を表現できるようになってきました。
⚫︎本公演に向けて
学芸会とは全く違う緊張感があると思いますので、保護者としては心配な部分もあります。ただ、持ち前の元気さを発揮して、楽しみつつ貴重な経験を得てくれることを期待してます。
先輩1人も女の子ですし、女の子達が中心となって演じる子ども歌舞伎の醍醐味を楽しみにしていただければ幸いです。
Reported by 保護者