三人吉三の「和尚吉三」役をやらせてもらうことになりました昇です。
新人の頃お嬢吉三を演じた時はで4名でした。そして今回は、和尚吉三として出演することになりました。
和尚役では盃をたたきわるシーンがあるのですが、一番やってみたかったシーンなのでそれがかなって嬉しいです。
また新人の時と違い、大勢での稽古は楽しいです。
和尚は粋で貫禄のある役どころなのですが、声がわりしてから低い声になりがちで「はりのある高い声で」とご指導があり、出しにくいながらも意識しながらお稽古を頑張っています。
お稽古では立花先生の演技指導の熱がこもります。
「ひ、ひとごろし~!」
可愛い七三郎がお嬢吉三に脅されて叫びながら逃げるシーン。
「あ~れ~ぇ」お嬢吉三がおしとやかな娘から荒くれな泥棒になる、おとせとのやりとりのシーン。
見せ場のひとつの、お嬢吉三とお坊吉三の立廻りシーン。
「おう、俺が結んでやろう」
血染めの盃で契りをかわすために腕を切ったり、手拭いを結ぶシーン、などなど。
各役どころの本番でのしあがりを楽しみにぜひ見に来て下さい。
(Reported by 昇)