【演目紹介】伽羅先代萩 〜花水橋の場

みどころ

安永6(1777)年初演。仙台藩のお家騒動「伊達騒動」に材を取った物語です。
乗っ取りを企む家臣から幼い主君を守ろうとする乳母の忠義を描いた名作です。
本公演ではその序幕にあたる「花水橋の場」を上演いたします。「だんまり」と呼ばれる歌舞伎特有の暗闇での立ち廻りがみどころです。

あらすじ

お家の乗っ取りを企む仁木弾正の仲間、黒沢官蔵とその配下たちは、主君足利頼兼を襲おうと花水橋のたもとに隠れひそんでいます。そこに駕籠で通りかかる頼兼。官蔵たちが襲いかかるも気配を感じていた頼兼は、暗闇の中、それをかわします。
さらにお抱えの力士、絹川谷蔵が駆けつけて、官蔵たちを蹴散らして頼兼を助けます。頼兼はおのれが狙われていると知りつつも、谷蔵に後を任せて悠然と屋敷へと引き上げていくのでした。

キャスト《2019夏》(一)(二)
足利頼兼岡田凱樋口玲美
絹川谷蔵奥山聖也奥山瑞生
黒沢官蔵髙橋奏大大谷春翠
諸士 中村重蔵奥山瑞生奥山聖也
諸士 相馬大作柴田一花柴田一花
諸士 岡田喜左衛門市毛恵太郎市毛恵太郎
諸士 石井常右衛門小林遼羽小林遼羽
諸士 河井忠兵衛佐野綾香佐野綾香
諸士 佐渡徳兵衛藤原正男藤原正男
諸士 堀部市太郎津田葵一朗津田葵一朗
諸士 直江仁蔵藤原美華藤原美華

2019夏公演 演目紹介《あらすじとみどころ/配役》
 伽羅先代萩 〜花水橋の場
 文屋
 太刀盗人
 白浪五人男
 口上