【演目紹介】仮名手本忠臣蔵 〜三段目〜

sandanmeB仮名手本忠臣蔵は、元禄年間徳川綱吉の時代に起きた「赤穂義士」の討ち入り事件をモデルにした物語です。当時、芝居は世間の注目事件や話題をいち早く取り入れて庶民に提供する、大衆のものでした。しかし、幕府を批判することは慎まれたため、舞台を足利幕府の室町時代に設定して物語は作られています。劇中の登場人物とモデルになった人物を結びつけながら、大衆は芝居を楽しんだことでしょう。
数ある忠臣蔵ものの中でも「仮名手本忠臣蔵」は後世まで伝わる人気作です。今回は全十一段になる長大な物語から三段目「刃傷の場」を取り上げ、「朗読歌舞伎」の形態で上演します。

あらすじ

鶴岡八幡宮でのできごとに怒りが収まらず、「師直を斬る!」と勇んで登城した若狭之助。ところがいきなり師直に平身低頭され、怒りの行き場を失います。命乞いにも等しい師直の謝罪に「武士にあるまじきこと」と言い捨てて、控の間へ下がっていきます。
そうなると腹の虫が治まらないのは師直。ちょうど登城してきた判官に八つ当たり。判官は戸惑うばかり。
そこへ、判官の妻、顔世御前から師直に文が届きます。師直は一転上機嫌になりますが、文の内容がつれないものと知ると先にも増して悪口雑言を判官に投げつけます。わけがわからないままこらえる判官でしたが、「鮒侍」呼ばわりされたことについに耐えかね、刃傷に及ぶのでした。

登場人物

高師直:城内のしきたりや、朝廷とのやりとりを司る「高家(こうけ)」の筆頭。
塩冶判官高貞:伯州城主。朝廷からの使者の接待役に任命され、師直の指示を受けていた。
桃井若狭之助:塩冶判官と同じく接待役に任命され、師直の指示を受けていた。
鷺坂伴内:師直の家臣。

キャスト《2016春》

 
A
B
C
塩治判官力石 明板倉 琉世三宅 琥太郎
桃井若狭之助飯田 織夢近藤 月琴福士 加恋
鷺坂伴内三縞 柚果串橋 大芽西村 千春
茶坊主福士 加恋小井土 結花野添 紅花
高師直玉置 晴菜岡田 凱田中 桜也
竹本和泉 一真西村 千春力石 明

2016春公演演目紹介《あらすじとみどころ/配役》
 仮名手本忠臣蔵 〜三段目〜
 河内山
 釣女
 茶壺
 三人吉三巴白浪 〜大川端庚申塚の場
 白浪五人男 〜稲瀬川勢揃いの場
 かっぽれ
 口上