能狂言『釣針』をもとにした「松羽目物」と言われるユーモアあふれる舞踊劇です。大名と太郎冠者のやりとり、太郎冠者のあわてぶりなどが楽しい演目です。
※ 画像は2011年公演のものです。
あらすじ
あるところに住む大名は、まだお嫁さんがいません。そこで、同じくまだお嫁さんがいない太郎冠者をお供に、縁結びの神として有名な西宮のえびすさまに参詣に出かけます。
大名と太郎冠者は神様に「お嫁さんが欲しい」とお願いし、神様からのお告げを待つため、神社に夜通しこもります。すると、夢の中で「あなたのお嫁さんは西の門にいる」とお告げがありました。
大名が急いで西の門に行くと、お嫁さんではなく釣竿が落ちています。大名が釣竿をかまえ糸を放ると、なんと美しいお姫様(上臈)が釣れ、二人はめでたく夫婦となることに。うらやましくてたまらない太郎冠者も釣竿を借り受けて「よし、おれも!」と釣り糸をたれますが、釣れたのは……。
キャスト《2019春》 | |
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大名 | 小林 遼羽 |
太郎冠者 | 樋口 玲美 |
上臈 | 佐野 綾香 |
醜女 | 武田 壇 |
2019春公演 演目紹介《あらすじとみどころ/配役》
◆ 二人袴
◆ 三社祭
◆ 三人吉三巴白浪
◆ 釣女
◆ 白浪五人男
◆ 口上