【演目紹介】釣女

こども歌舞伎「釣女」解説と見どころ

能狂言『釣針』をもとにした「松羽目物」と言われるユーモアあふれる舞踊劇です。大名と太郎冠者のやりとり、太郎冠者のあわてぶりなどが楽しい演目です。

※ 画像は2011年公演のものです。

あらすじ

あるところに住む大名は、まだお嫁さんがいません。そこで、同じくまだお嫁さんがいない太郎冠者をお供に、縁結びの神として有名な西宮のえびすさまに参詣に出かけます。
大名と太郎冠者は神様に「お嫁さんが欲しい」とお願いし、神様からのお告げを待つため、神社に夜通しこもります。すると、夢の中で「あなたのお嫁さんは西の門にいる」とお告げがありました。
大名が急いで西の門に行くと、お嫁さんではなく釣竿が落ちています。大名が釣竿をかまえ糸を放ると、なんと美しいお姫様(上臈)が釣れ、二人はめでたく夫婦となることに。うらやましくてたまらない太郎冠者も釣竿を借り受けて「よし、おれも!」と釣り糸をたれますが、釣れたのは……。

キャスト《2018春》(一)(二)
大名武田 弦小堀 穂海
太郎冠者串橋 大芽岡田 凱
上臈柴田 一花三縞 柚果
醜女永野 太麒菊池 優

2018春公演 演目紹介《あらすじとみどころ/配役》
 三人吉三巴白浪
 操り三番叟
 釣女
 胡蝶
 白浪五人男
 口上