8月24日（土）、横浜は保土ヶ谷区の天王町商店街協同組合主催「子供フェスタ」に、伝創館こども歌舞伎・若草歌舞伎のメンバーが『天王歌舞伎』として出演いたしました。
8月より、ほどがや地区センターにてスタートしている「横浜こども歌舞伎」の告知を兼ねての出演です。
気温は高く、時折雨がぽつぽつと降る中、なんとか天候ももちこたえ、天王町商店街所有の山車を舞台に本番が始まりました。
和田さんの口上に続き、若草メンバーが奴さん・深川・かっぽれ・喧嘩かっぽれを披露。
そしてこども歌舞伎３名による三人吉三。今回は衣裳助手・化粧・柝頭・ツケなどすべての裏方を若草歌舞伎のメンバーが努めました。いつもの役者の顔とはまた違った緊張感を持って真剣な表情で臨んでいました。また先生も協力してくださり、三味線・鳴り物などすべて生音での上演です。集まった観客の皆様にたくさんの拍手をいただきました。
また歌舞伎を身近に感じてもらうためのワークショップとして菊月先生による「歌舞伎化粧体験コーナー」のブースがおかれました。午前と午後の1時間ずつ開催されたブースにて、合計15名の地元の方が歌舞伎の化粧を体験しました。滅多に見ることのできない歌舞伎の化粧の様子に人だかりもでき、化粧をした体験者はそのまま道を歩きまわって道行く人がビックリするシーンも。
そして体験者最年少は０歳の赤ちゃん。とてもかわいい小さな歌舞伎役者ができあがりました。
ふだん体験することのない、路上での公演でしたが何とか無事に終わりました。足をとめて天王歌舞伎をお楽しみいただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
