【稽古レポート】大名を羨む太郎冠者がオモシロかわいい。四人の個性溢れる演技に注目[釣女]

はじめまして。醜女役の細矢一樹です。

僕は久しぶりの舞台だからとても緊張しています。

僕の班のメンバーは同期で同い年の琥次郎と美華、そして僕が舞台を休んでいた時に入った心春ちゃん。コンビを組む太郎冠者の美華は気心知れた心強いパートナー。

大名の琥次郎もいつも優しく見守ってくれてる。

僕たちみんな小さいんだけど、更に小さくてかわいい心春ちゃんが上臈役。

釣女は大名のお嫁さんを探しに行くお話し。

でも、探し方が面白いんだ。

なんと釣り竿でお嫁さんを釣るんだよ。

大名は美しい美しいお嫁さんが釣れるんだけど、羨ましがった太郎冠者が釣ったお嫁さんは…

これは見てのお楽しみ。

踊りや僕がちょっかいを出すのを太郎冠者が嫌がる姿が面白いよ。

僕のかわいい顔に注目してね!

幕が下りるまで面白い!釣女は見どころ満載でーす。

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大名役の璃南です。

五條先生は、それぞれの登場人物の気持ちを説明しながら、分かりやすく教えてくれます。

おけいこ中は、太郎冠者や醜女のセリフや動きがおもしろくて、真面目な大名役なのについ笑ってしまいそうになります。上臈のなめらかな指先の動きや美しい仕草にも注目してほしいです。

先生からは、台本に書いてない場面の動きについて、班ごとに考えるように言われました。例えば、太郎冠者と醜女がやりとりしている間、大名と上臈はどんなふうに待っているのがいいのか。

言われた通りにやるだけではなくて、自分たちで考えていいんだ、と意外でした。

本番では、大名になりきって堂々と落ち着いて演じたいと思います。

Reported by いつき、りな