【稽古レポート】細部の演技までご堪能あれ[一力茶屋]

こんにちは、藤原正男です。
今回演じる一力茶屋は、歌舞伎を代表する「忠臣蔵」の七段目になります。

物語の前半、主人公の大星由良之助は、主君の仇をうつために、その考えを悟られぬよう、遊びにふけっています。
そこへ仇の情報が乗っている手紙が届いたので読もうとすると、裏切り者の九太夫がきて腹の探り合いとなります。

中盤では手紙を読めたものの、九太夫とおかるにもその手紙を読まれてしまいます。それに気づいた大星は、おかるを殺そうと考え、結婚の話をします。

後半、殺されると気づかず喜んでいるおかるの元に、兄の平右衛門がきます。おかるが結婚の話をすると何か怪しいと思った平右衛門は大星の考えを当てます。
平右衛門は大星の敵討ちの仲間に入りたいので大星の役に立つため悲しみに暮れながらおかるを殺そうとします。
それを全て見ていた大星は、二人を認め仲間に入れ、手紙を見られてしまった九太夫を倒して、終わります。

この演目は、話を理解するのでもとても大変で、演技をするとなると今までとは全然違いました。それでも細いところを千川先生がわかりやすく教えてくださったのと、個々が練習に励み、自分が演じた中で一番いい演目になっているなと感じます。演じるみんなは若草をはじめ、経験豊富なメンバーで演じでいるので、どうぞお楽しみに!

Reported by まさお