「白浪五人男」は、鎌倉を舞台に、日本駄右衛門、弁天小僧菊之助、忠信利平、赤星十三郎、南郷力丸の5人の盗賊たちが活躍するお話です。
公演で演じるのは「稲瀬川勢揃いの場」。追っ手に追い詰められ、ついに捕らえられるかという緊迫した状況で、一人一人堂々と名乗りを上げた後、追っ手と丁々発止の立ち廻りを演じます。
このかっこいい場面を演じるのは、お稽古を始めて何年にもなる先輩方と、3か月前から始めた新人たち。セリフまわし、決めのポーズといった役の練習に加え、挨拶の仕方から発声、歩き方回り方といった基礎のお稽古に取り組んできました。
始めは戸惑っていた新人たちも、土日祝も返上する勢いでお稽古に通い、先生方の根気強いご指導の下、いつのまにか発声、立ち居振る舞いにその役らしさを意識するようになってきました。
今年の練習でとりわけ大変だったのは、コロナ感染予防のため「密」にならないように配慮することでした。演目ごと、班ごとに細かくお稽古の時間を分け、入れ替わりが重ならないように分刻みで予定を組んでいただき、譲り合いながら進めてまいりました。
コロナに負けずあきらめず、成長を続ける白浪五人男の雄姿をぜひご覧ください!
Reported by 保護者