2020年1月6日と11日、東京県中央区の老人ホーム「マイホーム新川」の新年会にお招きいただき、白浪五人男の公演をさせていただきました。
今回の公演は、こども歌舞伎のチラシを見た職員の方からのお声がけにより実現したもの。いつもお稽古をしている八丁堀・京華スクエアのすぐ近く老人ホームからのお招きとあって子供たちもスタッフの保護者も一段とはりきっていってまいりました。
今回は、デイサービスに来所されている方たちへの余興、ということで、白浪上演の前にみなさまにご参加いただき、歌舞伎クイズをしばしお楽しみいただきました。
クイズの正解発表は、選択肢のボードを持っている子がツケにあわせて見得(みえ)を切ります。ご鑑賞いただいているおじいさま、おばあさまの顔もほっこり。他にも歌舞伎ならではの掛け声、“大向う”を一緒にかける練習をして歌舞伎鑑賞の気分を盛り上げます。
そしていよいよ、白浪五人男の上演スタート。歌舞伎好きなご家族の方もかけつけてくださり、観客席から見事な”大向こう”をいただいて大いに盛り上がりました。最後はみなさんの温かい手拍子の中、子供達全員でかっぽれを披露させていただきました。
出演は、この慰問公演のために編成された、小学2年生から中学1年生までのメンバーです。これぞ、伝創館こども若草歌舞伎ならでは。
白浪五人男は、こども若草歌舞伎のメンバーであれば誰もが演じられる演目ですが、普段の舞台とは違ったお客様の距離感の中、いつもより緊張する子、声援に応えて役者気分MAXになる子などなどみんなそれぞれ与えられた役をしっかりと務め上げました。