江戸東京博物館で行われる2日間の夏公演まで、とうとう1ヶ月を切りました。
今回の「釣女」のメンバーは、数年以上、お稽古に励んできている子供たちで構成されている1班と、お稽古を始めてから、まだ1年ちょっとの子供たちで作られた2班とに分かれています。
両班とも配役は、大名(だいみょう)・太郎冠者(たろうかじゃ)・上臈(じょうろう)・醜女(しこめ)の4人が出てきます。物語の流れ自体は全く一緒なのですが、経験のある1班の方は、より長い台詞や踊りがある分、細かい仕草を表現できるかがポイントとなっています。
物語は、独身の大名が太郎冠者をお供に連れて、良縁祈願のお参りに出かける道中での楽しいやりとりから始まります。
1班の大名役のゆう君(中2)と太郎冠者役ののりちか君(小6)の掛け合いは、今までにも数回、共演しただけあって、息の合ったリズミカルなやり取りが見られます。
2班の大名役のたいき君(小4)と太郎冠者役のきょうしろう君(小5)も、お稽古が進むにつれて、長い台詞の言い回しを見事に自分のものとしています。
物語の終盤には、演目名の釣女の所以である上臈と醜女の登場です。
舞台に華を添える上臈役には、1班のゆうちゃん(小6)が愛らしい踊りを表現し、その後、醜女役のれいんちゃん(小6)が、太郎冠者とのやり取りで、軽快な踊りを披露してくれます。
2班の上臈役のみずき君(小3)は、今回のメンバーの中でも最年少。可憐な踊りを見せてくれます。そして、醜女役のせいや君(小5)は、1班に負けず劣らず、会場を笑いの渦に変えてくれます。
本番までの残りの時間、少しでも素晴らしい舞台になるように、関係者一同、最後まで全力を尽くしてお稽古をしていきます。
当日は子供たちが繰り広げるユーモラスな物語を是非ともお楽しみくださいね!
(Reported by 保護者)