能狂言を舞踊化したユーモラスな作品です。
目代に命じられて踊る、すっぱと田舎者の連舞いがみどころです。
あらすじ
田舎者の麻胡六が酒に酔って茶壺を背負ったまま眠っているところへ、すっぱの熊鷹太郎がやってきて茶壺を盗もうとして、争いになります。
それぞれが自分の物だと言い張るので、目代が裁くことになり、二人にお茶の由緒や銘などを聞きますが、田舎者の言うことをすっぱが盗み聞きしては同じように答えて埒があきません。
二人で連舞いをするように命ずると、すっぱは田舎者の方をチラチラ見ながら同じように舞い、やはりどちらが本当のことを言っているのかわかりません。
最後にお茶の目方を聞かれた田舎者が小さな声で目代に答えたため、今度も真似をしてごまかそうとしていたすっぱには聞き取れず、答えられなくなります。ついに見破られたすっぱは逃げ出すことになります。
《2016夏》キャスト
① | ② | |
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熊鷹太郎 | 和泉 一真 | 桑原 典史 |
目代某 | 北島 剛希 | 田中 桜也 |
田舎者麻胡六 | 力石 明 | 三宅 琥太郎 |
後見 | 桑原 典史 | 和泉 一真 |
後見 | 田中 桜也 | 北島 剛希 |
後見 | 三宅 琥太郎 | 力石 明 |