【稽古レポート】笑ってもらえる舞台を目指して[墨塗り]

こんにちは。
若草歌舞伎の峻之介です。
学業とスイミングと歌舞伎のお稽古で毎日充実した中2生活を送っています。
自分は小学3年生の秋から歌舞伎を始めて、現在に至ります。

今回は太郎冠者役で「墨塗り」に挑戦します。初めての太郎冠者ということで、大変嬉しくもあり、緊張もしています。

最初、自分の役が太郎冠者と知ったときは、太郎冠者という役は、難しいと先生方からも聞いていたので、自分に出来るのか?と不安が過りました。しかしすぐに「やってやる!」という強い気持ちになりました。今はこれに集中し、試行錯誤しながら頑張っているところです。

講師の先生は、花柳辰藏先生、花柳寿々彦先生。A班は僕たち中学生の若草、B班は小学2年生から4年生のこども達で、一緒にお稽古をしています。
こども達をみていると、無邪気で可愛いく思うのと、ときには大丈夫かな?わかるかな?と心配になったりもします。そして、自分にもあんなときがあったのかなと懐かしく感じます。また、なによりも、いつも指導をしてくれる講師の先生方に感謝の気持ちで一杯になります。
基本的に先生方は、大変優しく指導してくれますが、若草に対しては、あまりにも出来ていないときには、「あなた下手だね。」と言われることもあります。
これは情けないし、恥ずかしいことですが…。
日頃から若草はこども達のお手本となるようにと先生からも言われていますので、教わるだけではなく、自分で研究をして、一つ上のことを考えて挑んでいかないといけないと思っています。
墨塗り
今回一緒にやる「車引」、「勧進帳」は、舞台の規模も大きく、登場人物も多く、衣裳も華やかな演目です。
一方、「墨塗り」は、シンプルで登場人物も3人と少ない演目ですが、唯一「墨塗り」には、他の二つの演目にはない“笑い”の要素があります。ここをしっかり意識して、お客様に笑って楽しんでもらえたら、成功したといえると思います。そのためには、セリフや動作を行う際に、ただ進めるのではなく、相方の反応をみて、一つ一つ丁寧にやって、お話の内容がお客様に伝わるようにすることと、決められた型はあるけれど、その中で個性を出すことが大事になってきます。

そして、今の僕の課題は、お調子者だか、機転もきく太郎冠者をどう演じるかです。
自分はお調子者ではないと思うので。(笑笑)

限られたお稽古時間で成果を出せるよう、最後まで気合いを入れて稽古して参ります。まだまだ未熟ではありますが、失敗を恐れることなく、元気一杯な舞台にしますので、どうぞ舞台を観に来てください。

(Reported by Shunnosuke Sakata [若草歌舞伎])