【稽古レポート】踊りで笑いをとる難しさ![身替座禅]

migawari1「身替りになってほしい!」誰しも一度は願ったことがあるでしょう。テストの前や、どうしても遊びに出かけられない時など。
「身替座禅」では、大名右京は会いたい女の子がいるのに、奥さん(玉の井)が片時もそばを離れてくれないので、太郎冠者に替え玉を頼むのですが…結局は身替りになってもらっても得することはないのですね。
結末は是非舞台をご覧になってください。

身替座禅は松羽目物ですが、踊りで笑いを誘うことはとても難しく、20本の指先まで気を配り続けることには疲弊します。今回は「酔っ払って帰宅するおじさん役」の右京という、何とも未成年には演じ難い役をいただきましたが、2年ぶりの本衣裳はとても楽しみです。

「誰かに身替りになってほしい」と思ってしまうような緊張に負けず、若草メンバー一同、精進してまいります。migawari2

(Reported by Haruna Tamaoki [若草歌舞伎])