【稽古レポート】かわいい新人演目は「三人吉三」!

6月に入り、夏の公演の演目の稽古がはじまりました。今回初めて舞台に立つ新メンバーはは4名。1年生のかほちゃん、4年生のりゅうすけ君の兄妹、5年生ののぼる君、2年生のけんじろう君です。

今回挑戦する新人演目は「三人吉三白浪(さんにんきちざともえのしらなみ)」。「月もおぼろに白魚の…」の名台詞でおなじみの河竹黙阿弥の人気作品です。

お稽古のはじめは本読みです。台本に読み仮名をふりつつ台詞の意味を教えていただきます。読み慣れない難しい言葉と漢字、そして正座にお疲れ気味のメンバー(笑)
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休憩をはさんで、早速、立稽古です。

まずは、おとせ役のかほちゃん。
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おとせは、苦しんでいる人がいたらほっておけないような、とっても優しくて、可愛い役です、との先生のお話。先生の後について、やってみます。演技なしでも十分可愛いのですが、本番までにどこまで可愛いおとせになれるか楽しみです。

次に登場するのは、お嬢吉三役の、のぼる君。一人で出かけられないような、箱入り娘のお嬢様、これをしっかり演じると豹変する場面が、とても面白くなる、と先生のお話。お嬢様役に少し恥ずかしそうですが、だんだん調子が出てきます。

そしてお坊吉三の登場。お坊は男前の一番格好いい役、と先生。お兄ちゃんのりゅうすけ君、ニヤリとしています。どんなお坊になるのか、何か秘めたるものがありそうです。

最後は、和尚のけんじろう君。和尚は、皆を納得させるような貫禄が必要とのお話。2年生の和尚、どこまで貫禄を出せるのか。

志穂先生の楽しいお稽古に、皆も緊張がほぐれ盛り上がってまいりました。今日のお稽古で、一番盛り上がったのは、おとせちゃんが川に落ちた後、車に乗って引っぱられて移動するというお話。男子三人は、いいなー!!の大合唱。皆にうらやましがられて、嬉しそうなおとせちゃんでした。

低学年の子供たちには、習っていない漢字も多く、台本を読むことから大変そうですが、4人で力を合わせて頑張っていけそうです。8月の本番でのしあがりをお楽しみに!