【稽古レポート】新人たちの初舞台。個性豊かな盗賊五人を演じます[白浪五人男]

こども歌舞伎1年目の新人が中心となって演じる「白浪五人男」は盗賊五人組が主役の演目です。

今回の講演ではその中の「稲瀬川勢揃いの場」を演じます。

日本駄右衛門をリーダーに、弁天小僧菊之助・忠信利平・赤星十三郎・南郷力丸の五人はいろいろな悪事を働いては逃れてきましたが、稲瀬川にてついに捕手(とりて=罪人を捕まえる役人)に取り囲まれてしまいます。絶体絶命の五人男たち。

ここで披露される「名乗り」や「見得」は五人男それぞれの個性がよく表れており演目中最大の見どころでもあります。

最後の、白浪五人男と捕手たちとの華麗な立廻りも併せてご堪能ください。

子どもたちは演目のお稽古の他に「基礎立廻り」「日舞」「礼法ボイス」といった基礎稽古にも並行して取り組み、少しずつ歌舞伎の動きを体に馴染ませていきました。

先生方には根気強く丁寧にご指導いただき、心より感謝申し上げます。

本年度もコロナ禍での公演となりますが、新人らしい元気あふれる舞台をお見せできるよう、残りのお稽古も気を引き締めて取り組みたいと思います。

ぜひ8月14日の公演を楽しみにしていてください!

Reported by 保護者